2011年1月のまとめ

2011年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2528ページ

かぐや魔王式!第9式 (MF文庫J)
読了日:01月27日 著者:月見 草平
http://book.akahoshitakuya.com/b/4840136726

■マーブル・アーチの風 (プラチナ・ファンタジイ)
読了日:01月26日 著者:コニー・ウィリス
http://book.akahoshitakuya.com/b/415208958X

神明解ろーどぐらす4 (MF文庫 J ひ 3-10)
読了日:01月25日 著者:比嘉 智康
http://book.akahoshitakuya.com/b/4840136793

■初恋ソムリエ
ハルチカ〉シリーズ2作目、前作最終章の前半部分(発明部の荻本兄弟の登場のくだり)で本シリーズのカラーが確立したのか、本作では清水南高校の奇人変人キャラが続々登場し楽しい。一方ハルタやチカたちも進級し普門館出場を目指し目が離せない。なかでも『周波数は77.4MHz』が心温まるとともに〈地学部〉の麻生さんが男前で惚れる。
読了日:01月18日 著者:初野 晴
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9324768

■エンダーズ・シャドウ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
本作における〈第三次バガー戦争〉の顛末は姉妹作『エンダーのゲーム』で既に語られているし、複数の続編などからも既定事項となっている。その意味で本作のクライマックスを父母のもとへの〈帰宅〉にしたのは、著者の主人公に対する愛情を感じた。正直いって最後のシーンはまさに不意をつかれた気持ちでちょっと不覚にもホロリときてしまった。全編を通じて、一見クールで装飾を廃した文体だが、官僚的でシステマチックな世界の中でも人間どうしの信頼を構築する力を信じて疑わない著者の「熱さ」を感じた〈新たな代表作〉だと思う。
読了日:01月16日 著者:オースン・スコット カード
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9295509

■なれる!SE3 失敗しない?提案活動 (電撃文庫)
IT関係者とってはおもしろいが泣ける(苦しい意味で)シリーズ。〈構築〉→〈運用〉ときて〈提案〉きました。室見と工兵の名コンビに加え前作で登場の梢もレギュラー入り?提案作業の基本・ハウツーを学びつつ、サラッとユーザSIer業界独特の多重請負やユーザ企業のITガバナンス低下の問題に触れるところが硬派な部分も。ボケツッコミの掛け合いのおもしろさなどデフォルメは効かせつつリアリティは押さえてる傑作です。
読了日:01月14日 著者:夏海 公司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9295490

■エンダーズ・シャドウ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
著者の初期代表作の登場人物「チビで頭の切れるビーン」を主人公に同一時間軸・別視点で描くユニークな姉妹編。展開にメリハリがあり退屈させないストーリーもさることながら、ほぼ主人公の心の動きと行動にフォーカスして作品の重みを増しているところが最大の魅力。当初ビーンは過酷な生存競争の中、状況を冷静に分析し生き抜く得体の知れないマシーンのようで、小さな弱々しい外見描写とのギャップに戸惑う。その後、ある少女の死を振り返る描写で彼の心情のすべてが語られているわけではないことに気づき、後半は一層感情移入して読めた。
読了日:01月12日 著者:オースン・スコット カード
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9233935

■退出ゲーム (角川文庫)
日常の謎」系の学園ミステリと思いきや、登場するキャラがことごとく個性的でおもしろい。主人公の二人の掛け合いもテンポよく。収録4編の最後でまた変なキャラが続々登場しやや「飛ばしすぎか」と思いきや、重めの結末で思わず唸る
読了日:01月10日 著者:初野 晴
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9205347


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