なぜ「出張/越境」コミカライズが生じるのか

もともとのきっかけは、自分の好きな作品である『青春ラリアット』(電撃文庫)がなぜかエンターブレインWebコミック誌であるファミ通コミッククリアで連載されており「そういうのって他にもあるのかな?」と思って軽く調べみたわけです。
通常なら、たとえば
電撃文庫→「コミック電撃大王」など
MF文庫J→「コミックアライブ
富士見ファンタジア→「ドラゴンエイジ」など

といった自社内でのコミカライズになると思っていましたが、それにあてはまらないケースも少なくないことがわかりました。
以下、あくまで仮説となってしまいますが:

  • 自社コミック誌の媒体力が弱いので、より広い層に認知されるという目的で売れている他社の媒体に出張する
  • 自社媒体の主要読者層に合わないのでカラーの似た他誌で掲載
  • 作家の独自ルートによる売り込み
  • 知名度のある作品がほしい新創刊コミック誌からのアプローチ

熱心なファンは他社から出ていてもがんばって見つけるんだろうなあとも思ったり