テレポ屋というお仕事・その2

テレポ屋の話の続き。
パーティをするまでのヒマつぶしで始めたテレポ屋。競争の激しいジュノではなくまったりとやれるバストゥークで開業しているのだが、場所柄外人さんが多い。

北米プレイヤーを相手にするとやはり奇妙というかおもしろいことがある

まず場所間違い。
ルテやヨトを除けば、行き先エリアの名称とテレポの名前のもととなった岩(Crag)の名前の間にはあまり関連がないものが多い。
そういうわけで【テレポホラ】とか希望を出していても実はタロンギに行きたかったなんてことはザラにある。
相手の慌て様もおもしろい。
テレポの詠唱にはそれなりの時間(20秒)がかかる、自分の希望している場所と違うことに気づくいた乗客は騒ぎはじめる。

NO NO NO STOP!

ゲームの中の移動魔法なんだからそんな悲鳴をあげることもないのに…と、思うのだが。
こういうときは魔法の詠唱を止めて、本当に行きたかった場所を聞いてやり直しである。
魔法詠唱のログを見ている注意深い「乗客」の場合は良いのだが、現地に着いてから気づく人もいる。これも実際にあった話。

(Dさん) i wanted to go to MEA
(わたし) yes mea point here
(Dさん) shit i meant DEM sorry
(Dさん) ill pay again
(わたし) ok port you
(わたし) not for pay

デム=コンシュタットに行きたくて一緒に跳んだ先はメア=タロンギであれば、上のように風景の違いですぐ気づくだろう。
ホラ=ラテーヌとコンシュタットなら、ちょっと見には似たような景色なので私がデジョンで戻ったあとで自分が間違った場所に下ろされたと気づく乗客もいるかもしれない。

こんな会話もあった。面倒なので日本語訳で。

(エルヴァーンの冒険者)その魔法が何をするのか100%理解しているわけではないのだが…、どこに送られるのだね?
(わたし)送るのはパーティメンバーのみさ。100%確実にあなたを運ぶことができるよ。お客さんはどこに行きたいんだい?
(エルヴァーンの冒険者)ということはこの魔法でセルビナにいくことができるのかね。
(わたし)移動魔法は決まったテレポイントに送るだけだよ。セルビナなら近くのデム岩のポイントさ。
(エルヴァーンの冒険者)わかった。500ギルでいいのかな。
(わたし)ひとりにつき500ギルだよ。3人以上なら値引きするよ。

なんだか…、観光客と現地ガイドの会話みたいだ。
お互いそういうのを意識しているのが見え見えで、あとでログを見て笑ってしまった。

私も不注意だったのだが、このエルヴァーンの善良な紳士が移動魔法についてほとんど知らないのならテレポイントでクリスタルを取得していないことにも気づくべきだった。
結果は「運転手」のみがデム岩に実体化し、「乗客」はバストゥーク商業区に置き去りに、何が起こったか説明し、お詫びとともに「乗車料」は返金となってしまった。

当時(といってもつい先週の話であるが)サポなしLv12だったこのエルヴァーン氏もテレポストーンをとったろうか。