テレポ屋というお仕事・その1

珍しくルルデ庭でテレポ


さあパーティを組んでレベルあげするぞと、意気揚揚とログインしてもそれは相手があってのことである。
私のようにジョブや編成にとことんこだわる人間だとその機会はますます限られるし、昨今のジョブの偏りを考えると、そもそも「うはwwパーティ無理www」という状況もありうる。
リンクシェルで適当な相手とチャットで時間をつぶすという選択肢は、リンクシェルに所属することをやめてしまった「孤高の赤魔道士」(某Sさんの命名)にとっては無いのである。

つまり、リアル生活からやっと時間を確保してログインしたにも関わらず、することが無くヒマ!といういささか倒錯的な状況に陥ってしまう。

こういう状況を打開するツールとして釣り道具を携行していることは以前書いたと思う。
もうひとつ、テレポ屋というのがある。

白魔道士はLv41に達しているが、既に5つの移動魔法が使える。

  • テレポホラはラテーヌ平原にある「ホラ岩」のテレポイントへ
  • テレポデムはコンシュタット高地にある「デム岩」のテレポイントへ
  • テレポメアはタロンギ大峡谷にある「メア岩」のテレポイントへ
  • テレポルテは東アルテパ砂漠のテレポイントへ
  • テレポヨトはヨアトル大森林のテレポイントへ

テレポルテはどちらかというとテレポ屋として使うよりもパーティで解散時に使うことが多い。というのも他のテレポイントと比べて、ジョブチェンジができる最寄の町への距離が短いからである。
ちなみに「ルテ」のつづりがどうしてもわからず、北米ユーザの「乗客」にきいてみたことがある。

How do you spell 【テレポルテ】 in English ?

【】内は定型文で北米版のソフトでは当然英語に変換されているわけである。

teleport-altep (おお!)

ヘンテコな質問にもかかわらず、回答してくれたAさんありがとう。

聞いてなるほど、と思った。
つまり、東アルテパ砂漠(Eastern Altepa Desert)の"altep"である。

この法則だと「ヨト」は所在地のヨアトル(Yhoator Jungle)から"teleport-yhoat"だろう。
なお、"altep"だが、これをつづりのままアルテップと発音するのかそれとも日本語の表記同様ルテと発音するのかは今後の研究を待たねばならない。

テレポヨトは入手が非常に困難であったにもかかわらず、利用機会のないまま現在に至っている。
正直、ノーグなどエルシモ島へ用事がある場合もジュノ〜カザムの辺境飛空挺路線とチョコボを乗り継ぐか特産品組合が提供するいわゆるOPテレポで行った方がよいとさえ思っているがどうだろうか。

残りのホラ、デム、メアはテレポ屋として需要が高い。私なぞはメア岩なんぞに跳ばして貰っても困ってしまうのだが、リアル同様、ヴァナの中の人も急いでいるようで、祖国バストゥークの商業区でぶらぶらしていると、シャウトで「メアまで500ギルでテレポしてくれる方いませんか」「ホラまで500ギルで〜」というのが意外に多い。これに北米プレイヤーであれば「デムまで500ギルで〜」というのが加わる。

鉱山区の厩舎でチョコボを借りれば僅か7分足らず(地球時間)のデム岩になんでどうして?と思う。
そういえばチョコボはレベル20になってジュノでクエストを受けなくては乗れないのだったか、実際に来るのは鋼鉄銃士隊装備のいかついガルカさんだったりしてワケがわからない。

ともかく需要があるということでバストゥークを拠点としてそんな北米プレイヤー相手にテレポ屋に勤しむ。

一回一人につき料金は500ギルなので、体感的には500円、北米プレイヤーなら5USドルといったところか…、元手もかからない一瞬の魔法で500ギルとはおいしいビジネスと思うかも知れないが、いわゆる「客待ち」の時間がある。
その足でつるはし持ってツェールン鉱山に行けば、鉄鉱一つで600ギルである。

そういう意味ではお金稼ぎというより、やはりヒマつぶしである。