幻影の衝撃

決戦


RANK6になった冒険者周囲から「『闇王』おめでとう。次はいよいよノーグでジラートだね!」と言われる確率は、アイテム「呪われたサレコウベ」をようやく入手した冒険者が、パーティの仲間から「サポ獲得おめでとう、次はジュノでチョコボだね!」と言われるのと同じくらいだと個人的に思っている。

先行する多くの冒険者同様、ミッション「ザルカバードに眠る真実」(M5-2)を終えた私も勇んでエルシモ島の奥地へと向かう。
ノーグには侍、忍者の取得クエ等で何度も向かったにも関わらず、まるでカザムに初めてやってきた冒険者のように期待でドキドキするのは『闇王』効果か(笑)。

実際のところ、2003.4.17に拡張パッケージ『ジラートの幻影』が出たときには、当時既に最高のRANK6を達成していた冒険者達に、私が感じているような期待をもって迎えられたのだろう。1年以上が経過した今やっても十分おもしろく新鮮だと思う。

拡張パッケージという製品の事実上のプロローグであるせいか、ジラートミッションはやや衝撃的な展開で幕を開ける。
冒険者(つまり私)が当時の記憶の一部を失っていて、これを謎の女性ライオン(Lion)に会う事で思い出すというものである。実はM5-2では、イベント進行にやや違和感を感じる部分があったのだが、ここで首肯が行くといったところである。
さらに、M2-3から登場していた彼女がノーグ(Norg)のある重要人物と関係が深いこともここで明らかになる。その重要人物の名前も過去のFFシリーズ(とくにFFV)を知っている者なら思わずニヤリとしてしまう。

最近の開発スタッフのインタビューによると『ジラート』ミッションはもともとFFXIがサービス開始された当初からのストーリィ構想に入っていたそうだ。
ミッションと拡張パッケージとのシナリオが奇跡のような整合性をもっているのも当然だろう。つまりあのヒトたちは最初から〜ごにょにょ…

発売日が迫った新拡張パッケージ『プロマシアの呪縛』は「タブナジア侯国」という設定は当初よりあったものの、全く新たに構想された物語であり、開発スタッフが矛盾しがちなシナリオをどのように処理して、私達プレイヤーにどんな驚きを見せてくれるのか楽しみだ。
…って何かプロモーションみたいになってしまったなあ。
いちおうNogard本体の勤務先はスクエア・エニックスとはまったく無関係ですので。